外資系企業の財務・経理・人事の転職・求人についてまとめてみました。
専門性が高く、女性が多く活躍する職種でもあります。
外資系の財務・経理
仕事の特徴
少人数で多岐にわたる職務をこなしているケースが多くみられます。間接部門の人員は最小限しか与えられず、業務の一部はアウトソーシングされることも少なくありません。(大企業の場合は業務ごとに担当を分けることもあります。)
海外本社とのやりとりが日常なので、専門用語を交えた英語力は必須です。
月次決算、四半期決算、年度末決算のスケージュールはタイトで、数日以内に締めて本国へレポートすることになります。また、日本の祝日やお正月・GWはまったく考慮されず、休みが取りづらい傾向にあります。
また、日本に財務・経理の担当者を置くということは、現地の会計制度に詳しく、米国会計基準との違いや専門知識を理解していなければなりません。
専門性と英語力の両方が備わっていることが条件で、待遇面では日系企業と比べると優遇される傾向にあります。
ただ、初めから高い能力と経験を備えるということは難しいですよね。徐々に業務の幅を広げつつ、高いレベルを目指しキャリアアップしていくと良いでしょう。
職種・ポジション
経理・財務のタイトルとして多く見られるのが以下の名称です。
- CFO(最高財務責任者)
- Finance Controller(ファイナンス・コントローラー)
- Finance Director(ファイナンス・ディレクタ-)
- Accounting Manger(アカウンティングマネジャー)
- Finance Manger(ファイナンスマネジャー)
- Accountant/Junior Accountant(アカウンタント)
- Finance Analyst(ファイナンスアナリスト)
- FP&A(Financial Planning and Analysis)
ほとんどの場合、ディレクターもしくはコントローラーを筆頭に組織が構成され、マネージャー、アカウンタントがそれぞれの業務を担当し、コントローラーが本社への報告や交渉、社内の幹部クラスとの調整を行います。
外資系の人事(HR)
仕事の特徴
外資系の人事はHR(Human Resource)と呼ばれることが多く、スペシャリストという位置付けです。他の部門(もしくは他部門へ)の異動は多くはありません。
人事・給与制度、教育、採用の専門家として各部門をサポートする立場にあります。
制度の基本は本社に従いますが、日本ローカル特有の制度にも対応する必要があり本社に説明ができる英語力は必要です。
また、日本での様々な人事にかかわる問題解決にあたります。リストラや解雇に関する業務もあるので、精神的に厳しい役割を担うこともあるでしょう。
職種・ポジション
人事系のタイトルとして多く見られるのが以下の名称です。
- Human Resource Director(HRディレクター)
- Human Resource Manager(HRマネジャー)
- Human Resource Assistant(HRアシスタント)
HRディレクターの下に組織が構成されていて、マネージャーとアシスタントクラスがスタッフとして属していることが多いでしょう。
外資系企業の多くは、本社の方向性に合わせた会社の組織や給与体系になっています。
採用枠に関しては縦割りの部門ごとに与えられることがほとんど。よって人事には採用決定権はありません。
日本の部門長もしくは本社の部門トップに決定権があるので、人事は面接日程や給与面での調整、雇用契約などを結ぶサポート役になります。
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外資系に強い転職エージェント
専門性が高い職種なのでニーズは高く、業種をまたいで転職に成功する例が多くあります。
ただ人事・経理は従業員の規模によって求められる制度や知識が異なるので、異業種であっても同規模の企業に転職するケースが多いと思われます。
非公開求人が多くありますので、エージェントを使う価値が十分にあります。